冒頭に戻り、繰り返す
2006年4月30日 アニメ・漫画D.C.S.S.のレビュー。
D.C.S.S.(ダ・カーポ セカンドシーズン)(以下SS)は、今から3年前に放映されたアニメのD.C.(ダ・カーポ)(以下FS)の続編。
基本的な流れはFSで主人公の純一と義妹の音夢が結ばれてからの後日談的なストーリーで、舞台はFSの2年後。
SSの新キャラ「アイシア」を交えて、「枯れない桜」と「魔法」を巡りストーリーが進んでいく。
FSは、前半はコメディー色の強いラブコメ、後半はシリアスな展開といったようにはっきり区別していた。
その際、シリアスな展開に切り替わる前に総集編を挟むことによって、視聴者に話の転換を促す手法をとっていた。
SSはFSと異なり、何度もコメディーなパートとシリアスなパートが交互に繰り返される。
この部分は、視聴者にマンネリ感を与えないための工夫だと思われる。
話の急展開などで、飽きさせない工夫が随所に見られた。
ゲーム版にも言える事だが、キャラクターごとの精密な心理描写は大きく評価できる。
とはいっても、慣れない人には一度見ただけでは分からないものもあり、そこが良くも悪くもD.C.シリーズの魅力であろうと思う。
認識は理解とは異なるものである。
「認識はできるが理解はできない。」
初めてD.C.に触れる人はこのような感覚に陥るかもしれない。
しかし、一度「理解」してしまえば、いかに良い作品かが分かるはずである。
OP、ED曲や挿入歌もクオリティが高く、これも作品の出来の高さの一員となっている。
以下は主要キャラに対する繭の雑感(一部ネタバレ含む)。
・朝倉純一
主人公。
以前と比べて面倒くさがりなところは若干改善された様子。
面倒見の良いところは相変わらず。
為すべき時に為すべき事を為す。
一見簡単なように思えるが非常に難しいことである。
これを難なくこなす事が主人公である彼の魅力であろう。
・朝倉音夢
メインヒロイン。
FCでは色々あったが晴れて純一と結ばれる。
D.C.は彼女のための作品といっても過言ではないだろう。
兄妹という距離の近さ故に、互いを求め合い、すれ違う。
甘えん坊、やきもち焼きなど様々な魅力がある。
しかし、傷ついても、記憶を失っても、「離れたくない」「一緒にいたい」と思う「好き」という最も原始的かつ純粋な強い想いこそが彼女の最大の魅力であろう。
・アイシア
SSからの新キャラ。魔法使い。
魔法によって全ての人を幸せにする事を目的とする。
彼女の思う幸せとは、「全ての人が平等であること」。
その強い願いで純一と音夢の関係を「リセット」する。
これにより、全ての人に純一と恋仲になるチャンスを与え、皆が幸せになると考える。
しかし、それは自分勝手な妄想である、平等であることが幸せとは限らない、と気付かされる。
良く言えば、しっかりしている。
悪く言えば、我が強く頑固。
そんな所が彼女の魅力であろう。
SSの中核を占める重要キャラ。
・芳乃さくら
D.C.において欠かせない重要キャラ。
終盤でやっと登場。
アイシアに魔法の危険性を説き、本当の幸せとは何なのか気付かせる。
話の展開上、終盤に出て来ざるを得なかったある意味不遇なキャラ。
・白河ことり
D.C.に欠かせないヒロインの一人。
音夢のいない間中、純一の面倒を見るが、音夢が戻ってくると一転して不憫な扱いに。
未だ純一に想いを寄せ、アイシアはその為に奮闘する事となる。
さくら同様、ストーリーの展開上、不憫な扱いを受けたキャラ。
・杉並
D.C.において欠かせない重要サブキャラ。
コメディー色の強いパートでは馬鹿なことをやってのける。
シリアスなパートでは純一にハッパをかけるなど、ある意味で「為すべき時に為すべき事を為す」キャラ。
一度見てみる事をオススメする作品です。
繭はD.C.シリーズが大好きです。
繭はD.C.?を応援しています。
D.C.S.S.(ダ・カーポ セカンドシーズン)(以下SS)は、今から3年前に放映されたアニメのD.C.(ダ・カーポ)(以下FS)の続編。
基本的な流れはFSで主人公の純一と義妹の音夢が結ばれてからの後日談的なストーリーで、舞台はFSの2年後。
SSの新キャラ「アイシア」を交えて、「枯れない桜」と「魔法」を巡りストーリーが進んでいく。
FSは、前半はコメディー色の強いラブコメ、後半はシリアスな展開といったようにはっきり区別していた。
その際、シリアスな展開に切り替わる前に総集編を挟むことによって、視聴者に話の転換を促す手法をとっていた。
SSはFSと異なり、何度もコメディーなパートとシリアスなパートが交互に繰り返される。
この部分は、視聴者にマンネリ感を与えないための工夫だと思われる。
話の急展開などで、飽きさせない工夫が随所に見られた。
ゲーム版にも言える事だが、キャラクターごとの精密な心理描写は大きく評価できる。
とはいっても、慣れない人には一度見ただけでは分からないものもあり、そこが良くも悪くもD.C.シリーズの魅力であろうと思う。
認識は理解とは異なるものである。
「認識はできるが理解はできない。」
初めてD.C.に触れる人はこのような感覚に陥るかもしれない。
しかし、一度「理解」してしまえば、いかに良い作品かが分かるはずである。
OP、ED曲や挿入歌もクオリティが高く、これも作品の出来の高さの一員となっている。
以下は主要キャラに対する繭の雑感(一部ネタバレ含む)。
・朝倉純一
主人公。
以前と比べて面倒くさがりなところは若干改善された様子。
面倒見の良いところは相変わらず。
為すべき時に為すべき事を為す。
一見簡単なように思えるが非常に難しいことである。
これを難なくこなす事が主人公である彼の魅力であろう。
・朝倉音夢
メインヒロイン。
FCでは色々あったが晴れて純一と結ばれる。
D.C.は彼女のための作品といっても過言ではないだろう。
兄妹という距離の近さ故に、互いを求め合い、すれ違う。
甘えん坊、やきもち焼きなど様々な魅力がある。
しかし、傷ついても、記憶を失っても、「離れたくない」「一緒にいたい」と思う「好き」という最も原始的かつ純粋な強い想いこそが彼女の最大の魅力であろう。
・アイシア
SSからの新キャラ。魔法使い。
魔法によって全ての人を幸せにする事を目的とする。
彼女の思う幸せとは、「全ての人が平等であること」。
その強い願いで純一と音夢の関係を「リセット」する。
これにより、全ての人に純一と恋仲になるチャンスを与え、皆が幸せになると考える。
しかし、それは自分勝手な妄想である、平等であることが幸せとは限らない、と気付かされる。
良く言えば、しっかりしている。
悪く言えば、我が強く頑固。
そんな所が彼女の魅力であろう。
SSの中核を占める重要キャラ。
・芳乃さくら
D.C.において欠かせない重要キャラ。
終盤でやっと登場。
アイシアに魔法の危険性を説き、本当の幸せとは何なのか気付かせる。
話の展開上、終盤に出て来ざるを得なかったある意味不遇なキャラ。
・白河ことり
D.C.に欠かせないヒロインの一人。
音夢のいない間中、純一の面倒を見るが、音夢が戻ってくると一転して不憫な扱いに。
未だ純一に想いを寄せ、アイシアはその為に奮闘する事となる。
さくら同様、ストーリーの展開上、不憫な扱いを受けたキャラ。
・杉並
D.C.において欠かせない重要サブキャラ。
コメディー色の強いパートでは馬鹿なことをやってのける。
シリアスなパートでは純一にハッパをかけるなど、ある意味で「為すべき時に為すべき事を為す」キャラ。
一度見てみる事をオススメする作品です。
繭はD.C.シリーズが大好きです。
繭はD.C.?を応援しています。
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